定額料金で最新情報を読める!電子版新聞・ニュース関連のサブスク9選

社会の最新の動向を常にチェックしたい、必要な情報のみ読みたいという人に人気が高いのが、月額定額制で新聞やニュースが読み放題になるサブスクです。しかし、たくさん種類があり、どのサブスクを利用すればいいのか迷うという人も少なくないでしょう。

ここでは、9つの新聞・ニュース関連のサブスクの特徴やメリットなどを紹介します。

電子版の新聞は便利な機能がたくさん

電子版の新聞には、紙版の新聞と比べていくつかのメリットがあります。例えば、時間や場所を選ばず読めることです。電子版なら、端末や通信環境さえ整っていれば、手軽に新聞を読むことができます。例えば電車の中など、新聞を広げるスペースがとりにくいところでも気兼ねする必要がありません。持ち運びも端末のみでよいため、便利です。

また、電子版ならではの機能も充実しています。どの電子版も、記事は閲覧が無制限となっており、専用のアプリや紙面ビューアーによって読みやすくすることができます。また、過去の記事を検索したり、気になる記事をスクラップしたりできるのも電子版ならではの機能といえるでしょう。

会社によっては、紙媒体の約3倍の記事が読めるというものもあります。ニュース速報やマーケット情報などはリアルタイムで更新されるため、常に最新の情報をチェックできるのもメリットのひとつです。ほとんどのサブスクでは同時アクセスに対応しているため、家族で契約すれば、異なる端末で、それぞれの興味に応じた情報を同時に閲覧することもできます。

新聞・ニュース関連でおすすめのサブスク9選

日経電子版

日経電子版は、東京とニューヨークに拠点を置き、24時間体制で編集しています。1日に1000本以上の記事や、会社情報は67業界約4200社ものデータとニュースを配信しており、トップページにはその時に一番必要な情報が24時間体制で編集され、ピックアップして掲載されています。ニュースをさらに深く知りたい場合は、ニュース解説のコーナーがあり便利です。

フォロー機能があるため、トピックをフォローしておけば必要な情報が自動で収集されていきます。これらの機能は、常に最新のニュースを知りたいという人に適しています。

また、大切な情報を一瞬でチェックしたい人には、ビジュアルデータが適しています。最新技術やグラフィックを使い、押さえるべきデータや情報を視覚化してくれる機能です。例えば、選挙の投票率マップやiPhoneを分解して部品や素材を分析した3D画像など、ジャンルもさまざまです。

朝刊や夕刊の一面には、その日の主要ニュースが掲載されているため、効率的にニュースのチェックができます。直近30日分の朝刊と夕刊が横書きで読め、気になる記事ごとに保存できるため、自分で紙面のスクラップをする必要がありません。紙面ビューアーを使えば紙面版と同じデザインで掲載されているため、これまで紙面版に慣れ親しんできた人も抵抗なく使えます。

https://www.nikkei.com/promotion/

NewsPicks

NewsPicksは、国内外のニュースを経済に限定して集め、掲載しているビジネスパーソン向けのソーシャル経済メディアです。400万人以上が利用しており、ニュースに関する著名人のコメントが見られるのが大きな特徴といえます。

トップページには、その日に知っておきたいニュースが1つピックアップされ、サマリーして表示されています。さらに、その日の重要ニュースの見出しがいくつか並んでおり、短時間でキャッチアップが可能です。普段読むニュースをもとに、ユーザーごとに最適化されたニュースがおすすめとして表示されるため、求める情報に効率的にたどり着くことができます。

また、気になった記事や後から読みたい記事は保存したり各SNSにシェアしたりでき、記事やコメントを後からゆっくり読み直すのに役立ちます。

各ニュースにはコメントをつけることができるため、さまざまな視点からニュースを読んだり、気になるユーザーをフォローしてその人が保存したニュースやコメントをチェックしたりすることも可能です。医療やテクノロジー、経済、ビジネスなど各分野の専門家がプロの視点からコメントをしているため、ニュースプラスアルファの情報や考え方が得られるのもNewsPicksならではといえるでしょう。

https://premium.newspicks.com/

朝日新聞デジタル

朝日新聞デジタルの大きな特徴は、就活割コースが設定されていることです。有料会員は5つのコースとなっており、コースによって利用できるサービスや読める記事の本数が異なります。幅広い年齢層が楽しめるよう、育児中の人に向けたコンテンツや、紙面版で人気の高い天声人語などが掲載されています。同時に4つの媒体からアクセスできるため、家族で楽しめるのも魅力のひとつといえます。

コースによっては、食べログやCOOKPAD、ジョルダン乗換案内など複数の提携サイトの有料コースを3つまで無料閲覧が可能です。有料会員になれば、朝日新聞記者と有識者を交えて行う記者サロンに参加できるのも、朝日新聞デジタルならではの特徴です。

世の中のあらゆる疑問や話題に対して深堀りしていくため、多角的な視点から考える機会となります。そのほか、会員限定のイベントも開催されており、参加することができます。

https://digital.asahi.com/pr/cp/standard/

産経電子版

産経電子版は、産経新聞とサンケイスポーツ、夕刊フジの紙面をさまざまなデバイスから閲覧できるサービスです。紙版の新聞とは異なり、ニュースページは原則カラーとなっているため、読みやすく美しい写真とともにニュースを閲覧することができます。

紙面をそのまま楽しむことにこだわったサービスなので、機能もシンプルで購買料金がリーズナブルです。過去90日間のバックナンバーが閲覧でき、気になった記事のスクラップも可能です。

産経電子版の会員になれば、無料で利用できる優待サービスが受けられるのも産経電子版ならではといえます。

全国のホテルや宿が最大80%オフ、遊園地や水族館など全国700箇所以上のレジャースポットが最大70%オフ、日常グルメから高級グルメまでが最大50%オフ、会員優待価格での映画館利用と国内外約20万箇所以上の優待メニューが繰り返し利用できます。

https://id.sankei.jp/denshi/lp/

毎日新聞デジタル

毎日新聞デジタルは、コンテンツが充実しているのが特徴です。ニュースは、政治、経済、社会、カルチャー、暮らしなど9つのカテゴリーに加え、社説や余録、解説に関する記事が読めるオピニオンがあります。

読者投稿は、政治問題から身近な体験などだれでも自由に投稿できる「みんなの広場」と、家族への思いや何気ない出来事や出会いなど素直な気持ちを投稿したり、交流したりできる「女の気持ち」、川柳コーナーである「万能川柳」の3種類があり、ユーザー同士の交流ができるのも特徴といえるでしょう。

政治・経済・医療のプレミアコンテンツはWeb限定となっており、それぞれの分野の専門家が解説をしたり、識者とともに議論をしたりする場となっています。アメリカの経済紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」のアメリカン版や日本独自のコンテンツが充実した日本版の全ての記事が読めるコンテンツもあります。

パソコンでの閲覧であれば、紙面ビューアーもニュースサイトも両方利用することが可能です。マイニュースのタイムラインには、リアルタイムで細かくニュースがアップデートされるため、フォローしているニュースや連載の最新情報がすぐにわかります。アプリの設定をしておけば、重大事件や事故、大地震が発生したときに号外でお知らせ通知が届き、見逃しを防ぐことができます。

https://mainichi.jp/pr/digital/s/standard/

読売新聞オンライン

読売新聞オンラインは、読売新聞を購読している人を対象としたサービスです。過去の記事を検索したり、キーワードを設定して記事を自動収集したり、気になる記事をスクラップしたりと、他のサービスと基本的な機能は変わりません。月額費用は比較的リーズナブルです。紙版では利用できないコンテンツも充実しています。

例えば、毎日更新される小説を読んだり、アンケートやゲームで読売新聞のポイントを貯めたりすることができます。ポイントは、現金や電子マネー、ギフト商品、マイルに交換したり、募金したりすることが可能です。また、クオカードやお米などのプレゼントに応募することもでき、家族みんなで楽しめます。

さらに、人生案内のコーナーでは、作家やスポーツジャーナリスト、大学教授、医師、弁護士などがユーザーからのお悩みに答えてくれます。5段階の難易度が設定された数独のコーナーもあり、毎日利用したくなる工夫がたくさん詰まったサブスクです。

https://www.yomiuri.co.jp/

東京新聞電子版

東京新聞電子版は、東京に軸足を置きながら、全国各地のニュースや海外情勢も視野に入れた情報を提供してくれる定額制のサービスです。紙版は、ニュースの重要度がひと目でわかることを意識しており、その紙面のレイアウトがそのまま電子版での楽しめるようになっています。

1カ月分のバックナンバーと過去5年分の記事検索ができ、気になる出来事について深堀りすることができます。東京新聞がおすすめする「旬のキーワード」も提示されるので、新たなジャンルのニュースに興味をもつきっかけにもなるかもしれません。

https://digital.tokyo-np.jp/lp/

THE WALL STREET JOURNAL 日本版

THE WALL STREET JOURNAL 日本版には、約1800名の世界中の記者や編集者が執筆した質の高い情報が、経済、企業、マーケット情報を中心に掲載されています。トップページからは、アメリカ・アジア・ヨーロッパ・インドのTHE WALL STREET JOURNALを英語で読むことができるため、英語力を高めたり、世界の情報を収集したりするのにも役立ちます。有料会員になると、有料記事やバックナンバーの閲覧が可能です。

THE WALL STREET JOURNAL 日本版の強みは、ニュースと分析がセットになっている点です。コラムや分析記事などニュースの背景を解説する記事が豊富なので、世界の経済をさまざまな視点で知ることができます。さらに、ロングフォームと呼ばれる長めの記事が多いのも特徴。1つのニュースに対して深く取材をすることで見えてきた論理や物語がしっかり書かれています。

https://jp.wsj.com/

会社四季報オンライン

四季報オンラインは、検索機能で四季報を隅々まで検索することができます。サイトのどのページにも、上部に検索窓があり、キーワードやテーマを入力することで関連銘柄がすぐに表示されます。紙版だと、約2000ページを1ページずつめくって調べていたことが、一瞬でできるためとても便利です。

また、紙版は年に4回の発行だったため、月日が経つと記載内容が最新ではなくなっていきます。オンラインであれば、毎日情報が更新されるため、常に最新の情報を得ることができるのです。販売終了している過去の会社四季報を読んだり、独自の業績予想を見たりできるのも、オンラインならではのサービスです。編集部が独自に作成したニュースやランキングも掲載されているため、株式投資の参考にもなるでしょう。

数あるサービスの中でも便利なのが、登録銘柄リストです。登録銘柄リストとは、値動きを監視したり、情報を収集したい銘柄を登録するための機能です。登録しているプランによって、500~1000の銘柄が登録でき、保有株数や20文字以内のメモ、取得価格の記録ができます。さらに、登録した銘柄を株価やチャート、企業スコア、テクニカル指標など、指標や情報ごとに一覧で比較することができます。

また、スクリーニング機能も便利な機能として利用されています。約3600社の上場銘柄から、条件に合う銘柄を検索することができるサービスです。例えば、自己資本比率40%以上、実績PBR最大1倍、今期予想PER最大15倍、今期予想ROE10%以上と4つの条件で検索すれば、約50銘柄にまで絞ることができます。スクリーニングで絞った銘柄を登録銘柄リストに入れ、いくつかの情報や指標で比較すれば、さらに優良企業を抽出することも可能なのです。

オンラインならではのサービスという点では、企業スコアという独自の指標も挙げられます。株価の騰落率を一瞬で見分けられる指標で、8つの投資指標をもとに点がつけられ、点が高いほど株価が上がりやすくなり、低いほど下がりやすくなります。35点以下だと評価が低く、70~80点は高評価とされているため、銘柄選びの参考になるはずです。アプリ版もあるため、必要なときに効率的に情報が見られるのもうれしいポイントです。

https://str.toyokeizai.net/-/sol/personal/

新聞・ニュース関連のサブスクを利用して効率的に情報収集しよう

ある程度の情報はネットニュースなどで得られますが、どの情報が正しいのかは100%正しく判断するのは難しいのが現状です。情報があふれる時代だからこそ、信ぴょう性の高い新聞を情報源として取り入れてみてはどうでしょうか。

毎日読むのが大変だという人も、スマホやタブレットで簡単に閲覧できるサブスクなら、移動中や隙間時間、寝る前などちょっとした時間に手軽に情報収集が可能です。

気になる記事をスクラップしておけば、今日読めなかったニュースを明日まとめて読むこともできます。便利な新聞・ニュースのサブスクを、日常生活に取り入れてみませんか。